ニッカカフェモカ

目次
蒸留所
ニッカ カフェモルトは宮城峡蒸溜所で製造されています。
ここにはニッカが誇るカフェ式連続式蒸溜機が設置されており、
現在でも稼働している数少ない施設の一つです。
カフェモルト
「カフェモルト」という名前にある“カフェ”はコーヒーではなく、
発明者の名前「エネアス・カフェ(Aeneas Coffey)」に由来します。
このカフェ式蒸溜機(コフィー・スチル)は、連続式蒸溜機でありながら、
ポットスチルに近い豊かな香味を残せる特殊な構造です。
本来はグレーンウイスキー製造に使われることが多い中、
100%モルトをこの蒸溜機で蒸留するという異例の試みが「カフェモルト」なのです。
限定出荷の幻の一本
ニッカ カフェモルトは、宮城峡蒸溜所に設置された1基のみのカフェスチルで製造されています。
このカフェスチルは非常に大型で、かつ蒸溜効率が低いため、
一度に蒸溜できる量が限られており、メンテナンスも頻繁に必要です。
そのため、もともとカフェモルトは大量生産が難しい希少なウイスキーとして知られています。
2019年には、原酒不足や設備の非効率性を理由に「終売か?」という噂が広がりました。
しかし、その独特の風味を愛するファンの声を受けて、
完全な終売には至らず、限定出荷という形で販売が継続されることに。
2020年以降は、「定常的な出荷」から「年に一度程度の出荷」へと切り替わり、
現在では流通量が極めて限られた幻の一本として再注目されています。