山崎12年ピュアモルト

樽の種類
山崎 12年 ピュアモルトは、日本のシングルモルトウイスキーの代表的な存在です。
シェリー樽やミズナラ樽で熟成させることで、独特の芳醇な香りと深い味わいが生まれます。
特にミズナラ樽由来のほのかに感じられる日本ならではの香木の香りが特徴です。
ピュアモルトからシングルモルトへの表記変更
「山崎 12年 ピュアモルト」は、1986年から2004年にかけて製造されていましたが、
国際的なウイスキー業界での表記統一化の流れを受け、ラベルが「シングルモルト」に変更されました。
表記変更の背景
国際的な認識の変化:
「ピュアモルト」という言葉は、モルトウイスキーのみを使用しているという意味ですが、
複数の蒸溜所で作られたモルトをブレンドした「ブレンデッドモルト」も含む曖昧な表現でした。
スコッチウイスキー協会(SWA)の影響:
2009年にスコッチウイスキー協会(SWA)が定めた規定により、
シングルモルトウイスキー:単一の蒸溜所で作られるモルトウイスキー。
ブレンデッドモルトウイスキー:複数の蒸溜所のモルトウイスキーをブレンドしたもの。
この分類の明確化に伴い「ピュアモルト」という表現が避けられるようになりました。
サントリーの対応:
サントリーはこの国際的な潮流に合わせ、「ピュアモルト」表記から「シングルモルト」表記へと変更しました。
ピュアモルトの終売と市場価格
「山崎 12年 ピュアモルト」は、人気の高まりや原酒不足の影響により終売となりました。
その希少性からコレクターズアイテムとしての価値が上がり、
オークションサイトでは平均34,745円程度で取引されることが多いです。
また、楽天市場などの通販サイトでは中古品が33,000円から37,800円程度で販売されています。
一方で「山崎 12年 シングルモルト」は現在も製造されており、
比較的入手しやすい状況です。
市場価格は18,000円〜22,000円程度で安定しており、ピュアモルトに比べると購入しやすい価格帯となっています。
評価と受賞歴
「山崎 12年 ピュアモルト」は、1986年に発売された日本初の年数表記付きピュアモルトウイスキーとしても知られています。
特に「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」では、
日本ウイスキーとして初めて2003年に金賞を受賞しています。
また、2024年にはISCの最高賞である「シュプリーム チャンピオン スピリット」を受賞し、
全出品酒類の中で最も優れた製品として世界的に評価されました。
山崎 12年 ピュアモルトは、多くの国際的なコンペティションで賞を受賞しており、
特に『インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ』で数々の金賞を獲得しています。
その高評価により、日本ウイスキーの地位を世界的に引き上げた立役者とも言える存在です。
また、近年では生産量の減少や人気の高まりにより入手困難となり、
プレミアム価格で取引されることも少なくありません。